見ましたよー「君の名は。」
お恥ずかしながら30歳半ばにして映画館で涙を流してしまいました。
ですが・・・映画館を出るなり妻は「あまり面白くなかった」と一刀両断。
まぁ。映画は見る人によっていろいろ捉え方ありますよね。
そんな訳で、すっかりハマってしまった私が今回おすすめするのはこちら。
この本をざっくりと内容を説明すると。
「君の名は。」の映画の中でそれぞれの登場人物が、どんな思いを抱えていたのか、
何を思って行動していたのか、それを掘り下げた内容になっています。
そんな内容ですから、これは映画を見た後か、小説版のこちらを読んだ後に読むのがベストですよ。
むしろ先に見ちゃダメです。
※これ以降微妙なネタバレがあります!映画版・小説版を見ていない方は気を付けてください。
この本の中では、各自の語り口でそれぞれの気持ちが色々な例えなんかを交えて語られます。
その例えや言い回しも意外と凝っていて面白く読みやすいんですよね。
解説書といってもいいかもしれませんが、ちゃんとそれぞれの登場人物の語りとなっています。
それぞれ語っているメンツはこちら。
- 四葉(三葉の妹)
- 勅使河原(三葉の友人、通称テッシー)
- (三葉の父・町長)
- 瀧(主人公2)
主に三葉側の登場人物です。
テッシーは田舎の建築会社長男としての苦悩や、人間関係、三葉への思い。
妹四葉は大人びているけど、どこか肝心なところが子供の可愛いらしい勘違い、三葉への思いなど。
映画では語られなかった普段の生活や、主人公三葉に対する思いが語られます。
また、瀧君が三葉の中で色々とやってしまった事も
より詳しくなぜそうなったのか、なぜそうしたのかを
思春期の男の子ならではの気持ちや言葉で書かれています。
映画での机を蹴るシーンだったり、バスケットボール中の胸部の揺れだったり。
そのあたりの原因と行動理由が語られています。
その他にも色々とありますが、
私が一番気になっていた事の答えがこの本には書かれています。
それは三葉の父親、そして母親の事。
なぜ三葉の父と母は出会ったのか。
なぜ母親は亡くなってしまったのか。
なぜ父親は神主をやめてまで町長を目指したのか。
なぜ父親は最後に三葉を信じられたのか。
などなど。皆さんも三葉の父親や母親の事では、消化不良の事も多いはず。
それがこの本の中でしっかりと語られます。
この本の最後、三葉が二度目の説得に来るシーンには、
私はまたしても涙を流してしまいました。
そんな訳で映画版や小説版が好きな方は読んだ方がです。ぜひ読んでください。
そして読んだ後はもう一度映画を見たくなるはずです。
これを読んでから見ればきっと、更に映画・小説を楽しめる事でしょう。
私も、もう一度見に行きたいのですが一人では行きたくないし・・・
そんなわけで、小説版を読んでごまかしております。
ちなみにこの小説版は映画の内容がそのまま楽しめる内容になっています。
劇中の言葉もほとんど一緒ですから、ブルーレイが出る前にもう一度楽しみたい方におすすめです。
映画とはちょっとだけ違うところもあるので、ぜひ読んでみてください。
そんな訳で、「君の名は。Another Side:Earthbound」読んでみてください。あなたは間違いなくもう一度映画が見たくなるでしょう。
それほど「君の名は。」ファンには強くお勧めしたい本です。
そんな感じです。それでは。