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amazonログイン&ペイメントとは何か。手数料や導入方法を今判る範囲で。

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2015年6月3日 手数料が判明 表記を追加しました。

5月の半ばに突如発表されたamazonログイン&ペイメント。日本の中小企業のEC担当者は「また新しいサービスか・・・」とややおなか一杯感があると思いますので、わかりやすく現在の情報をまとめました。

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amazonログイン&ペイメントとは

「Amazon ログイン&ペイメント」は5月12日に日本でのサービス開始がアナウンスされたアマゾンの新しいサービスです。アマゾンジャパンが運営しているおなじみの通販サイトで顧客が登録した名前・配送先住所・電話番号・クレジットカード番号等の情報を”アマゾン以外の通信販売サイト”でも利用し、ログインや決済ができるようにするサービスです。海外ではすでに開始されており、日本は五カ国目の展開です。

簡単に説明すると、現在のECサイト(ショッピングサイト)で一番の問題事、決済周りの面倒な事をアマゾンがサポートしちゃいます!というサービスです。

例えばこんな感じです。

買う人 「これ欲しいけど住所とか電話番号とかカード番号とか入力すんのメンドクセー!そもそもおたくにカード番号知られるの怖いし!」

売る人 「そこを何とかお願いします。一回会員登録すれば次は簡単です!」

買う人 「まずそれが面倒なんだって。」

売る人 「(過去に情報漏洩おこしちゃったし・・・そもそも最近不正クレジットカードが多くて怖いんだよね)そこを何とかたのんますよー!」

そこにアマゾン登場

アマゾン 「代わりに全部やってあげようか?」

買う人 「え? じゃあ住所とかカード番号とか入力しなくていいの?カード番号とか漏れない?」

アマゾン 「いらんいらん。一回うちのIDでログインすればいいから。」

売る人 「え? じゃあ不正カードのチェックとかも任せちゃっていいんですか?!」

アマゾン 「任せちゃって任せちゃって。その辺はうち自信あるから。(手数料もらうけど)」

買う人 「アマゾン大好き!」 売る人 「アマゾン大好き!(手数料?)」

既に多くの方がアマゾンのアカウントを持っていて住所やらカード番号やら登録されていると思います。その情報を使って決済を代行してくれる、そんなサービスです。それでは次に導入の利点と問題点を見てみましょう。

導入の利点

先ほどの掛け合いでも触れましたが大きな利点としてはこちら。

買う側の利点

■「住所・カード番号入力が面倒!」を解消
アマゾンに会員登録している人であれば、アマゾンのIDとパスワードで簡単に購入できます。住所や電話番号も入力の必要はありません。届け先が違う場合も画面上で設定できるようです。

■カード番号を知られなくて済む
通常はその販売店が代行会社を挟みカード会社と決済情報をやり取りしますが、アマゾンログイン&ペイメントはアマゾンがその決済を代行しますので、販売店にはカード情報が一切渡りません。いちいちPC上でカード番号を入力しなくてもいいので安心感が違います。

■万が一の時の返品保証「Amazonマーケットプレイス保証」が適用される
商品が届かない、壊れていたけど交換してくれない等販売店との問題事も、アマゾンがしっかり間に入ってくれます。トラブルなどが生じた場合は購入代金を最高25万円まで保証してくれる制度です。

Amazonマーケットプレイス保証について詳しくはこちらを確認してください→購入者向けAmazonマーケットプレイス保証

売る側の利点

■面倒な入力があるための決済前離脱を防げる
これがかなりの利点になるはずです。会員登録されているお客様ならともかく一見のお客様にはかなりの負担軽減になります。また同サービスはお客様に許可さえ取れば顧客情報を、自分のサイトの会員情報として登録して良い事になっています。

■カード番号の管理・カード決済の安全性
カード決済を他社に委託している場合でも現状結構な数発生しているカード詐欺。同サービスはアマゾンがこのカード決済も代行しくれるので、その点についても安心です。

購入者からみれば便利で利点しかありません。販売者からみればどうでしょうか。

導入の問題点

買う側の問題点

■特になし。

売る側の問題点

■手数料がかかる。
現在ネット上に正確な手数料は公開されていません。今後公開される可能性はありますが、現在は問い合わせのあった企業にアマゾンからの審査の後答えているようです。こちらのページから→Amazonログイン&ペイメント問い合わせ
必須情報を入力しコンタクトをとれるようになっています。年商も必要なため簡単に教えてもらうわけにもいかないようです。アマゾン営業の方にも聞いてみましたが、手数料体系はもちろん内情的な事は社内でもかなり極秘事項のようで、教えてもらえませんでした。この手数料には「カード決済手数料」も含まれるはずです。

手数料が判明しました。どの企業も一律4%との事。この手数料にはカード払い手数料も含まれています。

■Amazonマーケットプレイス保証が適用される為、クレームや返金処理がアマゾン経由になる。
お客様と直接対応するのではなく、アマゾンを経由することになります。直接話して上手く解決すればいいですが、それ以外の場合は少し面倒になることありそうです。逆にこのルールから外れてればクレームに付き合わなくても良くなりますのでいいこともありそうですが。

Amazonマーケットプレイス保証について詳しくはこちらを確認してください→購入者向けAmazonマーケットプレイス保証

■導入にはある程度の開発が必要
簡単なリンク設置等で使用できるようになるわけではなく、それなりの組み込み開発が必要です。パッケージのECサイトで運営している場合はそのパッケージ会社が対応すれば導入は容易かと思いますが、それ以外の自社で開発している場合は少し面倒かもしれません。

他決済サービスとの比較

もちろん他の楽天やヤフーも似たようなサービスを既に開始しています。手数料などをわかる範囲で表にしたのでまずはこちらを確認してください。

名称 amazonログイン&
ペイメント
楽天ID決済 yahooウォレット
手数料 サイトの規模によって変動の可能性有り。現在の情報だと2%〜3% どの企業も4%固定 (海外は 2.9% カード手数料含む 売り上げに応じてディスカウントあり)2015061追記 4.0% 3.6%
会員数 4800万人
(一月あたりの訪問数)
9700万ID 2300万ID
ポイント手数料 アマゾンポイントとの連携は今の所無し 1.0%(付与は必須) 1.0%(付与の有無は選択可能)
ポイント付与 アマゾンポイントとの連携は今の所無し 楽天スーパーポイント Tポイント
初期費用 導入開発費 30,000円 0円
月額費用 調査中 5,000円 5,000円

 

楽天は会員数が多いせいか手数料が高めです。やはり既にIDを持っている人が多くないとそもそも使われないので手数料も大事ですが会員数の多さもネックになりそうです。アマゾンの手数料が気になるところですが・・・わかり次第追加します。

その他アマゾンのサービスとして「アマゾンペイメント」を適応したり「任意による会員登録」などがあります。

手数料・導入費用

どの企業も一律4%。この手数料にはカード払い手数料も含まれています。導入費用はECの管理会社によります。パッケージに含まれている会社も出てきました。

アマゾンログイン&ペイメントまとめ

アマゾンがかなり本気で進めている感があるこのサービス。今後日本国内でも間違いなく導入する店舗が増えるはずです。他社に後れを取るのは怖いですが、現状は商品の利益率やシステムの問題で導入が難しい例も多々あるかと思います。自分のECページに本当にプラスとなるのか、しっかりと見極めないといけないですね。

by カエレバ

 

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