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腕時計のカレンダー機能ってなに? カレンダーの種類について

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腕時計の中には現在時間、分、秒の他に現在の日付を表示出来るモデルは「カレンダー付きモデル」と呼ばれます。現在ではG-ショックのようなデジタル制御の時計が増え、日付表示は当たり前で、月の大小やうるう年の判別なんて気にしないものがほとんどですよね。ですが機械式で動いている高級時計ではそうはいきません。デジタルであれば簡単ですが、機械式でそれをやるのはとても大変な事です。

今回はそんなカレンダー機能の種類についてお送りします。

カレンダー機能の種類

①デイト表示

日付だけ表示させる1番シンプルな機能。1日から31日まであるディスクを回してるので、月末が30日や29日で切り替わる月の大小は判別できず日付がずれてしまいます。そのため年間で5回は日付送りが必要です。デジタル時計では普通に切り替えしてくれますが、機械式時計では普通ではありません。初めての機械式時計で意外と不便に感じてしまうポイントでしょう。

②デイデイト表示

日付表示に「曜日表示」が追加されたもの。デイト表示同様日付の調整が年間5回必要です。曜日はズレる事が無いので止まらない限りは調整の必要はありません。

デイデイト表示はロレックスやSINNがイメージしやすいブランドでしょう。

③トリプルカレンダー

日付と曜日に加え「月」が表示されます。何月かは表示出来ますが、月の大小は判別出来ないため、デイト表示同様に年間5回の調整は相変わらず必要です。

最近のモデルではめっきり見なくなったトリプルカレンダー。昔のポインターデイトのスピードマスターやロンジンなんかのイメージがあります。ムーブメントが特殊になり、それほどニーズも無いからなんでしょうか。

④アニュアルカレンダー

表示形式はトリプルカレンダーと一緒ですが、月の大小(31日 or 30日)は判別してくれます。ただし2月は判別出来ないため3月1日に調整が必要です。もちろんうるう年の判別も出来ません。

別名では「年次カレンダー」とも呼ばれます。

⑤パーペチュアルカレンダー

永久カレンダーとも呼ばれるカレンダー機能の最高位機能。年・月・日・曜日を表示し、うるう年も判別できるすぐれものです。機械式時計の三大複雑機構の一つでどのブランドも超高額モデルに搭載される機能です。

ただし欠点もそれなりに存在します。まずは調整が面倒な点。一度止まってしまうと調整が複雑な機種が多い為、ワインダー付きの箱を付けるケースもあるぐらいです。間違って操作してしまうと、調整するために海外に送って何か月待ちなんて事もありますね。また、修理が発生した場合に修理期間は長く修理費用は高額となるケースが多いです。

ちなみに現在のパーペチュアルカレンダーは100年間調整不要ですが、西暦2100年、2200年に訪れる特殊な年は判別出来ません。その年も判別してしまう機能を「セキュラー・パーペチュアルカレンダー」と呼ばれます。

【番外編】 ムーンフェイズ

カレンダー機能ではないですが近いものとしてムーンフェイズがあります。こちらは月齢を表示する機能で、月が配置された専用の窓があるモデルがそうですね。現代ではあまり利用する事は無いですが、潮の満ち欠けやバイオリズム周期には利用できなくもないです。

ムーンフェイズも次第にずれが生じるため調整は必要です。

さいごに

いかがだったでしょうか。一口にカレンダー機能と言っても色々なものがありますね。デイト表示も便利ではありますが、文字盤のデザインを邪魔したり、調整が面倒だったりとデメリットもあります。

ぜひ色々な時計を比べてみて参考にしてください。

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