今回はFUJIFILM XF10の購入後レビューです。
メーカーページでは分かりにくい事や、あそこどうなってるの?ってところを紹介しますよ。
購入を悩んでいる方の参考になれば幸いです。
聞いてみたいことがあったらご連絡ください。
購入決断の理由はこちらをどうぞ
持った感じの大きさや重さ
センサーサイズがAPS-Cのコンデジの中ではトップクラスのコンパクトさ。正直リコーのGRⅡには負けますね。レンズ部分の出っ張りが足を引っ張ってます。ポケットには入るしジーンズでもレンズがボッコリ出っ張りますけど入ります。
小さ目のショルダーバックやクラッチバックなんかでもいけるサイズに仕上げたのは素直に評価するところです。
重さも約278.9gとトップクラス。ちなみにGRⅡは251gですよ。
写真の仕上がり
まずは試し撮りの写真をいくつか。
一向に写真の腕は進歩しておりませんが、そこは置いといて。
色は富士フィルムっぽい色が出てると思います。ただセンサーのせいなのかXpro2と比べると見劣りする気がします。コンパクトモデルにそこまで期待するのも酷ですが。
それと画角がスマホに近い画角なので、普段と違う写真を撮りたいとなると工夫が必要ですね。
露出補正とホワイトバランスの設定が少し違う?
下の写真は同じ場所で撮影したXF10とX100Fの写真です。撮ってみて気づきましたが、ほかの富士のカメラと違って、露出補正0でも若干明るく映る気がしました。-0.7ぐらいが自分にはちょうどいいかも。それとホワイトバランスも少しピンクよりな感じがします。女性向けにしてる?
三脚はつけられるのか
付けられます。底部に三脚ネジ穴があります。
レンズ軸からはずれていますね。
レンズは飛び出るのか
電源を入れると若干飛び出ます。動画でどうぞ。
焦点距離を短くするとこのぐらいまで伸びます。
レンズにフィルターは付けられるのか
付けられません。
ネジ山が切られていないため付けられません。X100Fなんかだとアダプターを付ければ付けられましたが、どこにもネジ山が無くアダプターすら対応していないようです。
NDフィルターも内蔵していないので、絞れば良いんでしょうけど、明るすぎる場所での解放撮影は苦労するかもしれません。
レンズカバー(レンズキャップ)
リコーのGRⅡは電源を落とすとレンズシャッターが閉まりますが、XF10は閉まりません。寝てる時も目が開いてるってことですね。
さすがにこのまま仕舞うのは怖いので、ちゃんとレンズキャップが付属しています。
付けてみると分かりますが、かなりがっちりくっつきます。自然に取れる事はまず無さそうですね。無くさないように紐もついてるので安心です。(ちょっとダサいけどね)
外すときはキャップの左右を押しながら取り外しをするのでちょっと外しにくい。
ちなみにX100Fのレンズキャップがぴったりはまりました。
本体にぴったり付くので傷が心配。おすすめはしませんよ。これはこれで安心感がありますけど。別売でもいいからXF10用の金属キャップ、発売してもいいのよ?
レンズが飛び出る仕組みなので、このキャップの使用は故障の原因になる可能性があります。自己責任でどうぞ!
※X70ユーザー様コメントありがとうございます
拡張性
ホットシューが無く拡張性はほぼありません。
またレンズ周りにもネジ切りがないので、レンズやフィルター関係の拡張も無理そうです。
書いといてなんですが、コンパクトが売りなのに拡張必要?!必要ないよなぁ?それこそXF10の良さを殺しちゃうよなぁ? (光学ファインダー付けたいです)
フォーカススピード
パナソニックとかSONYと比べるとそれほど早くはありません。オートフォーカスで走り回る子供を撮るとかは少し難しいかもです。
同じ富士のXpro2やX100Fなんかと比べても遅いと感じるでしょうね。
静物ならとくに問題なし。暗所だと少し迷うこともありますが、ピントがあわなくて困る事はなさそうです。
2018/09/30追記
室内で子供の撮影はAFだとちょっときびしい感じでした。Xpro2だとスッと合う場合でもXF10では迷いがあるのとレンズが移動する為スピードも出なく、動く子供にピントを合わせるのは大変でした。
それとジョグダイヤルでのフォーカスエリア移動が、かなりタイムラグがあって使いづらいです。タッチパネルでの移動は快適なんですけどね。
動画も撮ったのでご覧あれ。
ちなみにあらたなモードとして「スナップショット」機能を搭載しています。機能と言ってもオンにすると焦点距離やピント範囲を固定して撮影できちまう機能。AFそんな早くないからこれも活用してねって事ですね。
マニュアルフォーカスは出来るか
出来ます。
フォーカスモードをMFに変更し、レンズのギザギザ部分を回します。あっているかどうかは距離指標と液晶画面。この機種もフォーカスピーキングが搭載されているので、ピント合わせしやすいです。
撮影時の音
よくあるのがレンズの駆動音ですが小さい印象です。これなら動画を撮影してもあまり音が入らなそうです。シャッター音も小さいです。
まとめ
APS-Cセンサー搭載の中ではかなりコンパクトなモデルです。改善してほしい点はいくつかありますが、ポケットに入る現行の富士フィルムはこれのみです。常に持ち歩いて利点を生かしていきたいと思います。気になった方はこちらからどうぞ。
それではまた。
X70もそうなのですがピントを最短の方に合わせるとレンズが結構伸びるんですよね。
近接撮影したことを忘れて写真を確認しようとキャップを付けたまま電源オン→飛び出したレンズがキャップにつっかかってエラー
という失敗を何度かやらかしたことがあります。
XF10に被せ式のキャップが採用されなかったのはこういった故障の原因になりそうなアクシデントを避けるためなんじゃないかなと思います。
X70ユーザー 様
X70も同じようなレンズキャップでしたね!このレンズキャップ高級感があって凄く好きなんですけど、たしかにレンズの駆動系に問題ありそうですよねこの作りだと。記事も加筆しておきます!そもそもX70はフィルター付けれたから良かったんですよね。私はそれで誤魔化してましたし。
富士フィルムにはこのあたり次の機種で何とかしてもらいたいです。
コメントありがとうございました!またいらしてください!